2025/01/02
高校受験はネット出願が便利|ミスなく出願するために知っておきたい手順やポイントを解説

高校受験において急速に普及しているのが、ネット出願です。
本記事では、ネット出願をスムーズに行うためのポイントを公立高校と私立高校のケース別に詳しく解説します。
Contents
ネット出願とは?基本的な流れを解説
ネット出願の基本的な流れを確認しておきましょう。
アカウント作成
出願専用サイトでアカウントを作成します。登録時にメールアドレスが必要となり、このアドレス宛に出願確認や結果通知が届くため、普段使用しているアドレスを使いましょう。
情報入力
志望校名、試験方式、受験者情報(氏名、住所、生年月日など)を入力します。間違って入力しないためにも、提供されているマニュアルを確認しつつ、自己チェックしながら進めましょう。
必要書類の準備と提出
顔写真などをデジタルデータで提出します。データサイズやフォーマットに関する規定があるため、提出前に確認してください。また、紙で郵送する必要がある書類もあるため注意しましょう。
受験料の支払い
クレジットカード決済、コンビニ払い、銀行振込など、学校ごとに指定された方法で支払いを行います。支払い期限を過ぎると出願自体が無効になる場合もあるため、余裕を持った対応が必要です。
受験票の発行
登録内容が受理されると受験票が発行されます。通常、PDF形式でダウンロードできる形が一般的ですが、印刷して持参する必要がある場合が多いため、プリンタ環境を確認しておきましょう。
受験後の合否確認
試験を受けた後の合否確認もネット上で可能です。合格した場合には引き続き入学に関する手続きが必要になるため、合格発表日程以降速やかに確認するようにしましょう。
公立高校のネット出願
東京都を例に、公立高校でのネット出願について説明します。
公立高校ネット出願の流れ
東京都の公立高校ではネット出願は以下のようなステップで進行します。
1.ID取得
専用ウェブサイトでIDを作成し、志願登録を行います。ID登録にはメールアドレスが必要です。
2.顔写真の登録
顔写真データを用意して入力します。
3.出願情報の入力
出願情報入力と出願試験選択を行い、一時保存します。
4.中学校による出願の承認
3.の内容について、中学校側での承認が必要となっています。中学校での承認が行われたら次のステップに進みましょう。なお、都外の中学校に在籍する生徒や中学校に在籍していない生徒は中学校の承認は不要です。
5.受験料(入学考査料)支払い
クレジットカードか納付書による支払いを選択します。その後最終確認を経て出願完了となります。
6.出願書類の郵送
中学校から志願先高校に必要書類を提出します。なお、都外の中学校に在籍する生徒や中学校に在籍していない生徒は、中学校を経由せずに直接出願書類を提出しましょう。
7.受験票の発行
受験票の出力可能期間になると受験票を印刷できます。試験当日に持参してください。
公立高校のネット出願で準備しておくもの
公立高校のネット出願では、次のアイテムを用意しておきましょう。
インターネットに接続されたパソコン
メールとPDFファイルが閲覧できるようにしておきます。また、セキュリティソフトを最新状況にしておきましょう。
利用可能なメールアドレス
メールアドレスに通知がされるため、普段からすぐに確認できるメールアドレスを設定するようにします。メールアドレスを持っていない場合にはフリーのウェブメールアドレスを取得しておきましょう。
プリンタ
試験日に持参する受験票の印刷に必要です。コンビニプリントでも可能です。
調査書や推薦書などの必要書類
調査書や推薦書などは準備に時間がかかることがあるので、早めの準備が推奨されています。
顔写真データ
正面上半身脱帽で縦4cm・横3cm、カラー・モノクロはどちらでも可となっています。ネット出願でID登録後、最初に顔写顔登録が必要になります。
公立高校のネット出願での注意点
公立高校のネット出願では、次のポイントに注意しましょう。
提出期限を守る
ネット出願は締切時間が厳密に設定されています。締切日直前はアクセスが集中するため、余裕を持った手続きが必要です。また、中学校から志願校への書類提出期間も決まっているので早めに対応しましょう。
顔写真の仕様を確認する
顔写真データを用意する際は、間違いのないようにしっかり確認しましょう。
内容の確認を徹底する
名前の漢字や志望校名の入力ミスがないよう、登録内容を何度も見返しましょう。
出願の変更は極力避ける
出願後の変更もシステム上で可能ですが、限られた日時で「志願変更願」を実際に出願高校に持参する必要があるなど手間がかかります。可能な限り出願を変えないよう、予め志願校をきちんと固めておくようにしましょう。
私立高校のネット出願
私立高校では公立高校とでは、同じ手続きではないものの、内容が変わることはありません。しかし、学校ごとに異なるため志願校ごとにしっかり確認しましょう。
私立高校ネット出願の流れ
私立高校では、学校ごとの専用システムを通じて出願を行うことが一般的です。以下では基本的な流れを解説しますが、学校によって順番が異なることもありますのでご注意ください。
アカウント登録
学校の出願サイトにアクセスし、専用アカウントを作成します。
情報入力
志望コース、試験日程、特別選抜の有無などを入力します。入力後は一度に全ての内容を確認できる画面が表示されることが多いので、ここで間違いがないかをチェックしてください。
必要書類の提出
願書や調査書、推薦書など、学校ごとに必要な書類を準備します。一部は郵送が必要な場合があるため注意しましょう。
受験料の支払い
銀行振込、コンビニ支払い、クレジットカード決済が一般的です。支払いが確認されると、登録内容が確定します。
受験票の発行
確定後、受験票が発行されます。受験票の形式や試験当日の持参方法は学校によって異なるため、マニュアルや要項を確認してください。
私立高校のネット出願で準備しておくもの
私立高校のネット出願では、公立高校と同様に次のアイテムを用意してください。
出願に使うメールアドレスなど
メールアドレス、インターネット接続できる情報端末、プリンタなどを用意しましょう。
調査書や推薦書
学校ごとに異なるフォーマットで提出を求められることがあります。
顔写真データ
学校の指定サイズや仕様を確認し、不備がないよう準備します。
受験料
複数受験する場合、総額が高額となることがあります。クレジットカード限度額といった観点で念のため気をつけておきましょう。
私立高校のネット出願での注意点
私立高校のネット出願時には次の3点に注意してください。
学校ごとの出願期間に注意
私立高校では出願期間が短い場合があるため、早めに確認しておくことが重要です。特に複数校を志願する場合、準学校ごとの手続期限について混同しないように確認しておきましょう。
郵送書類の管理
ネット出願でも郵送が必要な書類があります。書類を忘れる、準備が間に合わない、不備があるといった問題のないよう注意しましょう。
また、「封筒サイズはA4」「簡易書留で郵送」「顔写真を貼る必要がある」など郵送内容について指定されていることがありますので指定通りに送りましょう。
変更手続きの確認
なるべく避けたいですが、学科等の志願変更や受験日程など変更発生時の必要手続を確認しておくと万一の時に安心でしょう。
高校のネット出願での受験後の流れ
受験後のプロセスもネット出願の一部です。以下の点を押さえておきましょう。
受験票の取り扱い
紛失や破損を想定して、受験票は複数枚印刷して保管しておくとより安心です。
合否結果の確認
合否通知は学校の専用ページや郵送で行われます。合格後の入学手続につながりますので、どのような流れかを確認しておきましょう。
入学手続き
合格後は入学金の支払い、入学必要書類の提出などが求められるため、期限を守るようにしましょう。
まとめ:高校でのネット出願のために押さえておきたいポイント
ネット出願は便利な仕組みですが、注意点や準備の確認をいい加減にしてしまうとトラブルにつながります。
公立高校でも私立高校でも大きな流れは同じですが、私立高校は特に高校ごとに手続、手順が違うのできちんとチェックしましょう。
事前に必要な書類や要項を確認し、余裕を持って手続きに臨むことが大切です。
出願の流れをしっかり把握し、安心して高校受験を迎えましょう。