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学校の効果的なSNS広告とは? メリット・デメリット、ポイントを解説

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専門学校や大学といった学校の広報活動におけるツールの一つがSNS広告です。

従来のパンフレット配布や合同説明会だけでは届きにくかった層にも、SNS広告ならリーチできるために重宝される集客チャネルとなっています。

そこで本記事では、学校がSNS広告を活用するメリットとデメリット、効果的な運用のために押さえるべきポイントについて解説します。

広報担当者が明日から実践できる内容を中心にまとめていますので、ぜひ参考にしてください。

学校のSNS広告のメリット、デメリット

まずは学校がSNS広告を使うメリット、デメリットを解説します。

SNS広告のメリット

SNS広告のメリットは次の通りです。

若年層にリーチしやすい

高校生や大学進学を検討している10代後半〜20代前半には、Instagram、TikTok、YouTubeといったSNSが浸透しており日常的に使われています。

若者の生活導線上に広告を届けることができるのが、SNS広告の最大の強みです。

少額から始められる

テレビCMや紙媒体の広告と比べて、SNS広告は予算を細かく設定できるため、少額からでもスタート可能。

まずはテスト的に出稿し、効果を見ながら最適化する柔軟な運用が可能です。

ターゲティングが細かくできる

地域、年齢、興味関心、フォローしているアカウントなど、細かい条件で広告配信が可能です。

「美容に興味がある関西在住の17歳女子」など、かなり具体的なターゲットを狙えます。

数値で効果が見える

表示回数、クリック数、反応率(エンゲージメント)などがリアルタイムで確認できるため、効果の可視化と改善がしやすい点も魅力です。

SNS広告のデメリット

SNS広告のデメリットは次の通りです。

競合との違いが見えづらい

SNS広告は配信形式が似通っているため、ただ出稿するだけでは他校との差別化が難しいという面もあります。ありきたりな表現やビジュアルでは、SNS利用者の目に止まらずスルーされる可能性が高まります。

運用に手間がかかる

広告画像や動画の制作、ターゲット設定、運用後の効果分析など、多くの工程が必要になります。リソースが限られている広報部門では、思ったよりも負担になることがあります。

広告感が強いと嫌われる

「広告っぽい」と感じられてしまうと、SNS利用者にスキップされたり、アカウントの印象が悪くなったりする恐れがあります。広告であっても、広告らしくない自然な見せ方が求められます。

学校のSNS広告のポイント

続いて、これらSNS広告のメリットを活かし、デメリットを抑制するためのポイントをお伝えします。

担当者を配置する

SNS広告は一度出せば終わりではありません。配信の結果を見ながら修正し、継続的に改善を図る運用型広告です。これを広報部門以外の担当者が兼任で行うと、十分な分析や改善が難しくなります。

可能であれば広報専任のスタッフや外部の専門会社に一部を委託することで、より質の高い運用が可能になるでしょう。

生徒や学生と協力する

学校の実態をなるべくありのままに伝える上で、在校生の声や姿が欠かせません。広告素材として、実習中の様子、教室での風景、学生のインタビューなどを取り入れると、SNSユーザーの共感を得やすくなり広告効果も高まるでしょう。

学生が出演することで、その学校ならではの雰囲気を伝えられるほか、「自分もここで学びたい」と思ってもらうきっかけにもなります。

差別化を意識して自校の強みを言語化する

「どこにでもありそうな広告」にしないためには、まず「自校らしさ」をはっきりさせることが必要です。例えば、「卒業生の就職先に強い」「個別サポートが手厚い」「少人数制で教員との距離が近い」など、他校と差別化できるポイントを広告内で打ち出しましょう。

キャッチコピーや動画のストーリーにも、自校ならではの特色をしっかりと盛り込む工夫が欠かせません。

ターゲットを設定する

「誰に届けたいのか」を曖昧にしたまま広告を出しても効果は出にくいです。例えば、以下のような点についてターゲットを設定することが考えられるでしょう。

「地域(全国/地元志向)」「学年(高1・高2/高3)」「興味(美容・医療・ITなど)」「性別や進学先志望動機」といった具合です。

ターゲットに合わせて、使う言葉やビジュアル、出稿するSNS媒体も変えていくことになります。

適切な媒体選定

SNSと一口に言っても、それぞれに特性があります。

  • ・Instagram・TikTok:ビジュアル重視。美容系やファッション、調理など視覚的に伝えやすい分野に強い。
  • ・X(旧Twitter):情報拡散力に優れ、学校の最新ニュースや日常を気軽に伝えやすい。
  • ・YouTube:長尺動画で校舎紹介や授業の様子などを丁寧に伝えられる。

こういった内容を考慮して広告の目的と内容に適した媒体を選定しましょう。

コンテンツの質を高める

どんなに優れたターゲティングをしても、広告自体の中身が魅力的でなければ効果は上がりません。例えば動画広告であれば、スマホが普及して動画コンテンツが溢れている今日、冒頭3秒で視聴者の興味をつかむ演出がなければすぐに離脱してしまうでしょう。

最近では、スマホ縦型に特化したショート動画(Reels、TikTokなど)の人気が高く、構成や編集にもSNS特有のノウハウが求められます。

SNS利用者に刺さる質の高いコンテンツは学校法人内部のリソースのみで制作するのは困難な場合が多く、外部の制作専門会社に依頼するなど、外部サービスの活用を検討するといいでしょう。

これは広告運用にも同じことがいえます。特に学校のウェブサイト構築実績がある制作会社などの場合、学校集客の知見を有していることが多いのでおすすめです。

ウェブサイトやSNSアカウントと連携させる

広告を見て興味を持った人がたどり着く先として、学校の公式サイトやInstagramアカウントなどが重要です。リンク先が古い、使いにくい、情報が整理されていないと、せっかくの広告も無駄になってしまいます。広告から学校公式サイトやオープンキャンパス特設サイト、SNS公式アカウントへの導線をしっかり整備しましょう。

もちろん、その学校公式サイトやオープンキャンパス特設サイトにはいずれのページにも資料請求リンク、お問い合わせボタンなどのCTA(Call To Action:行動喚起)を設置しておきます。

効果測定を行い、PDCAサイクルを回す

SNS広告は出して終わりではなく、出したあとが本番です。

例えば、「広告のクリック率は?」「動画の再生完了率は?」「どの時間帯・地域で効果が出たか?」チャンネル登録者層は設定ターゲットと一致しているか?」といったデータを取りましょう。こうした数値を分析し、改善を繰り返すことで徐々に精度を高めていくことができます。

しかし、効果測定はともかく、改善事項をコンテンツに落とし込むことは難しいかもしれません。例えば、動画の途中離脱率が高いとして、どうコンテンツを変えたら途中離脱率を低下させられるのか分からないこともあるでしょう。

コンテンツの改善はやはり外部の制作専門会社に依頼するのがおすすめです。

まとめ:学校のSNS広告で集客を促進しよう

SNS広告は学校にとってターゲット世代に届けやすいツールの一つです。予算を少額からスタートできる柔軟性や、高精度なターゲティング機能など、他の広告手段にはないメリットがあります。

しかし、広告のコンテンツ作成や運用は蓄積されたノウハウが欠かせません。そのため、外部の制作専門会社に依頼することを検討しましょう。特に学校公式ウェブサイトの制作実績があるなど、ウェブ集客、学校・学生集客の知見がある専門会社がおすすめです。

依頼先をお探しの方は、学校のWeb集客で多くの実績を持つAVII IMAGEWORKSまでお問い合わせください。

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