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出願数を伸ばすには?入学者を増やす方法を徹底解説

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「学校の出願者を増やしたい!」

「入学者を増やすためには、どのような方法があるの?」

「実際に出願数を伸ばした学校の成功事例を知りたい!」

このように、出願数を増やすために頭を悩ませている学校の広報担当者も多いでしょう。

本記事では、出願数を伸ばし、入学者を増やす方法について解説します。

出願数を伸ばした学校の成功事例についても紹介するので、ぜひ参考にしてください。

なぜ出願者を伸ばす必要があるのか

出願者を伸ばすには、しっかりとした募集戦略を立てて、積極的な広報活動を行う必要があります。

では、なぜ出願者を伸ばす必要があるのか、主な理由を2つ解説します。

少子化が進んでいるから

日本では少子化が深刻化しています。厚生労働省の統計によると、令和6年の出生数は72万人で、10年連続で過去最少を更新しています。

そのため、受験生の人数自体が減少傾向にあり、積極的な広報活動をしなければ志願者を獲得しづらくなっているのが現状です。

学生が減少すると学校を存続するのが困難になる恐れもあるため、出願者を伸ばすことが重要となります。

競合校が増加しているから

少子化が進行する一方で大学進学率は上昇しており、それに伴い学校数も年々増加しています。

文部科学省の「大学進学者数に関するデータ関係」によると、4年制大学の学校数は国公立・私立を合わせて昭和40年は317校であるのに対して、令和4年には807校と約2.5倍増加しています。

そのため、人口が減少している学生を多くの競合校と取り合うこととなり、このような状況の中で学生を獲得するには、積極的に出願者を伸ばす広報活動を行う必要があります。

学生の募集戦略が必要なのはどんなとき?

少子化の進行や競合校の増加により、出願者を伸ばすための広報活動が必要であることを解説しましたが、募集戦略を立てるタイミングも重要です。

ここでは、特に募集戦略が必要となる5つのケースについて解説します。

定員割れ・志願者減が起こったとき

少子化や競合校の増加の影響により、定員割れや志願者の減少が発生している学校が増加しています。

特に私立大学の定員割れは深刻で、日本私立学校振興・共済事業団のデータによると、令和6年度に定員割れした4年制の私立大学は345校で全体の59.2%と過去最高となりました。

また、文部科学省のデータによると18歳人口は2024年現在で110万人で、ピーク時の1992年の205万人と比べると約半数まで減少しています。

さらに2035年には100万人を割り、2040年には約82万人にまで減少すると推測されており、志願者数が大幅に減少することが予想されます。

そのため、定員割れや志願者減が発生したり、発生する可能性がある場合は、出願者を伸ばすための募集戦略を立てる必要があります。

学校で大きな改革を行ったとき

学校の魅力・付加価値について見直すなどの大きな改革を行う際は、それに合わせて募集戦略も見直す必要があります。

自校の強みを客観的に分析し、個性化に積極的に取り組みながら、自校がどのポジションにいることで価値を見出せるかを考えて改革を実施しましょう。

改革の内容に合わせて募集戦略を立てることによって、学校の求める学生からの出願数の増加を図ることができます。

中退や留年になる生徒が多いとき

中退や留年になる生徒が多い学校は、誤った募集戦略で広報活動を行っている可能性があるため、早急に募集戦略を見直しましょう。

自校の強みや魅力を正しく発信しなければ、学校の提供できる価値と学生のニーズが合致せず、学生のモチベーションが低下する恐れがあります。

学生のモチベーションが低下すると、中退や留年に繋がりやすくなります。

学生に自分の通う学校に誇りを持ってもらうために、自校の強みや魅力を正しく分析したうえで、学校の提供できる価値と学生のニーズが合致するような募集戦略を立てることが重要です。

志願者の募集エリアを広げたいとき

少子化などにより地元や近隣地域での出願数が減少している場合は、募集エリアや広報活動を行うエリアを広げることも検討しましょう。

これまで地域に密着した広報活動を行っていた場合、さらに外の地域へと活動範囲を広げることで志願者数の増加を図ることができます。

遠方の地域に向けて、地域の特色・地元の企業との連携など「この地域にしかない魅力」について発信することで、学校生活のイメージがしやすく募集戦略として有効となるでしょう。

また、学校とは離れたエリアに入学試験会場を設けることで、興味を持つ学生も増える可能性があります。

競合校が大きな改革を進めているとき

競合する他の学校が大きな改革を実施していると、志願者がそちらの学校へ流れてしまう可能性があります。

特に、近隣エリアにある競合校の動きは自校への影響が大きいため、注意深く動向を見ておきましょう。

先手を打って募集戦略を立てることで、競合校と対抗することができます。

出願数を伸ばすための募集戦略

学校の出願数を伸ばすためには募集戦略をしっかりと立てる必要があり、募集戦略を立てるにはいくつかのポイントがあります。

ここでは、出願数を伸ばすための募集戦略のポイントについて解説します。

学生のニーズを分析し明確にする

出願数を伸ばすための募集戦略を立てるためには、まず学生のニーズの分析が欠かせません。

具体的な方法として、学生がどのような情報を求めて検索しているのかを調査したり、オープンキャンパスなどのイベントで学生向けアンケートを実施するなどの方法があります。

また、在校生へのアンケートも実施することで、在校生が学校に求めていることが把握でき、今後の新入生の募集戦略に活用できます。

多方面に様々な方法で情報収集を行い、学生のニーズに沿った戦略を立てることができれば出願数を伸ばすことができるでしょう。

競合校を分析し差別化を図る

少子化が進行しているのにも関わらず大学の学校数が増加しているのは、学生のニーズが多様化しているからです。

そのため、自校の特徴や強みを分析し、競合校と比較して差別化を図ることが重要です。

差別化を図るには、まず競合校の特徴を分析しリストアップします。

リストアップした特徴と自校の特徴を比較し、自校にしかない要素がある場合は、それを自校の強みとして打ち出すことができないか検討してみましょう。

学校ブランディングを行う

募集戦略を立てる際は、学校ブランディングを意識することも非常に重要です。

「◯◯といえば◯◯」「◯◯を学ぶなら◯◯」などの明確な強みを打ち出すことで、学校のブランドを確立することができます。

さらに学校案内やパンフレット、WebサイトやSNSなどに使用する色を統一させることで、学校のイメージを視覚的に伝えることができます。

また、統一した色で広報活動を展開することで、学生の印象にも残りやすくなります。

このように、学校ブランディングを確立することができれば、出願数の増加も期待できるでしょう。

Web広告などの広報コンテンツの活用

Web広告は多くの学生に見てもらえるコンテンツのため、出願数を伸ばすには有効な方法です。

受験勉強などで日々忙しい学生には、短時間で学校の魅力がわかるコンテンツに惹かれる傾向にあります。

特にYouTubeやTikTokなどの動画コンテンツは学生の利用者も多く、目に触れる機会を作るのに非常に効果的です。

その他にもXやInstagramなどのSNSも学生の利用者が多いため、様々なWebコンテンツを活用して広報活動を行い、出願数の増加を図りましょう。

地元高校へのアプローチの強化

募集戦略を考える際は、地元高校へのアプローチについても見直してみましょう。

地元高校に通う学生は特に自校に関心が高く、取り込める可能性の高いターゲット層です。

高校への訪問頻度・説明会の実施・進路相談会の参加など、「高大連携」を積極的に行うことが非常に重要です。

ただし、地元高校へのアプローチは例年同じものになりがちなため、変わり映えのないアプローチを繰り返していると、競合校が新しい戦略を打ち出した際にそちらの学校へ流れてしまう可能性があります。

そのため、地元高校の生徒や教員が魅力的に感じるような工夫を重ねる必要があります。

志願数を伸ばした学校の成功事例

ここまで出願数を伸ばす方法について解説しましたが、実際に募集戦略を立てて成功した事例を知りたいという広報担当者様も多いでしょう。

ここでは、実際に志願者数を伸ばした学校の成功事例を2つ紹介するので参考にしてください。

近畿大学

少子化に伴い受験生の人口が減少していく中で、近畿大学は10年連続で入学志願者数1位を獲得しています。

近畿大学は2008年より「広告ファースト」を掲げ、ホームページ・SNS・動画投稿・チラシなど様々な媒体で広報活動を行い、ブランドを成長させてきました。

また、2002年に世界初のクロマグロの完全養殖に成功した「近大マグロ」の話題が大きく取り上げられたことは、ご存知の方も多いでしょう。

他にも卒業生の有名音楽プロデューサーが演出する派手な入学式を開催するなど、革新的で奇抜なアイデアが近畿大学の出願数を伸ばすことに繋がっています。

岡山大学

岡山大学は研究成果のプレリリースを多数発信しており、様々な分野で活躍していることをアピールすることで出願数を伸ばしています。

プレリリースは専門的な内容も分かりやすいように、短い言葉で要約されていたり、図や写真を使用したり、研究者のコメントを掲載するなど、様々な工夫がされています。

さらに、難しい内容と思われないようキャッチーなタイトルをつけるなど、学生の興味を引くような工夫もされており、出願のきっかけ作りにも繋がっています。

まとめ

本記事では出願数を伸ばす方法について解説しました。

近年は少子化や競合校の増加により、出願数を伸ばすためには募集戦略を立てて、広報活動を積極的に行うことが重要です。

出願数を伸ばすには学生のニーズをしっかりと分析し、競合校との差別化を図り学校ブランディングする必要があります。

その上で、Web広告で多くの学生に学校を知ってもらったり、地元高校への高大連携のアプローチを強化することで、より多くの入学者を増やすことができるでしょう。

これらの内容を参考に、学校に合った出願数を伸ばす募集戦略を考えてみてください。

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