2025/02/24
オープンキャンパス成功のコツとは? 高校生に響くポイントと実施の工夫を解説

オープンキャンパスは、大学の雰囲気や学びを高校生や保護者に直接伝えられる貴重なイベントです。
参加者が「この大学に行きたい」と思うきっかけとなることも多く、集客や内容の工夫次第で大きな成果につながります。
単に来場者を増やすだけでなく、満足度を高め、志願者数に結びつけるための具体的な方法を知っておくことが大切です。
そこでこの記事では、オープンキャンパスを成功につなげるためのコツを紹介します。
Contents
来場者に響くオープンキャンパス企画のコツ
まずは高校生など来場者に響くオープンキャンパス企画について、基本的なコツをお伝えします。
リアルな大学生活を体感できるプログラム
高校生は実際の大学生活がどのようなものか知りたがっています。説明資料だけでは伝えきれない部分を、体験を通じて感じてもらうのが良いでしょう。
例えば模擬授業は、高校の授業とは違う「大学の学び」を味わう絶好の機会です。教員による専門的な講義だけでなく、学生同士のディスカッション形式にするなど、参加型の授業にすることで印象に残りやすくなります。
また、在校生によるキャンパスツアーも人気のプログラムです。在校生が自分たちの言葉で施設やサークル活動について説明することで、より親しみやすくリアルな情報が伝わります。
多様なニーズにも対応するプログラム
高校生だけでなく、保護者や特別なサポートが必要な学生にも配慮したプログラム設計が求められます。
保護者向け
保護者向けには、学費だけでなく教材費の目安も含めて必要な費用や資格取得サポート、奨学金制度、就職支援に関する説明会を用意すると安心感を与えられます。
保護者は学費や進路の実態、就職活動サポートについて具体的な情報を知りたいと考えていることが多いので、疑問に答えられる場を設けると信頼感が生まれます。
様々な悩みを持つ方向け
障がいのある生徒や外国人高校生、あるいはトランスジェンダーの生徒など様々な悩みを持つ来場者に向けて、支援体制や似たような状況にある在学生についての説明を行うサポート担当者との相談ブースを設置することも考えられるでしょう。
オンライン参加者向け
オンライン参加者向けには、リアルタイム配信やバーチャルキャンパスツアーなどのハイブリッド型イベントも企画しましょう。これにより遠方の参加者にも情報を届けられます。
これら以外にも、著名人やインフルエンサーをゲストとして招き、話題性を高めるといった方法などがあります。
集客を成功させるオープンキャンパス広報のコツ

次に、集客を成功させるためのオープンキャンパス広報のコツを紹介します。
SNSの活用
SNSは高校生への情報発信手段として欠かせません。単なるイベント告知だけでなく、興味を引くコンテンツを投稿するようにしましょう。
Instagramではキャンパスの写真やショート動画を投稿し、コメントで参加を呼びかける方法が効果的です。
例えば「今日のキャンパス風景」「オープンキャンパスの見どころ」などをビジュアル重視で発信します。
TikTokでは、学生の日常や体験談をショートムービー形式で紹介するのもよいでしょう。また、オリジナルハッシュタグを作成して参加者に投稿を促すと、SNS上での話題性が高まります。
また、撮影スポットの設置や可愛いオリジナルノベルティの配布など、参加者が自発的にシェアしたくなるようなコンテンツ作りもSNSを意識した施策となります。
SNSは注目を浴びた投稿が拡散されやすいという特徴がありますが、だからといって極端なコンテンツを目指すのは炎上につながり、大学として適切ではありません。むしろ信頼性を落とさないことに注意を払いましょう。
デジタルコンテンツの活用
デジタルコンテンツは、事前プロモーションや情報提供に役立ちます。
まず、オープンキャンパス専用の特設サイトを用意し、プログラム内容や予約方法をわかりやすく掲載します。参加者が迷わず情報を取得できるよう、シンプルなデザインを心がけましょう。スマートフォンからのアクセスを前提として制作してください。
また、プロモーション動画を制作してキャンパスツアーや学科紹介を視覚的に伝えましょう。映像を使うことで文章や写真では伝えきれない大学の魅力を効果的にアピールできます。YouTubeや公式サイトでの公開がおすすめです。
注意点としては、スマホの普及によって動画閲覧が日常的になったことで、最初の1~数秒でインパクトのない動画は離脱されやすくなっています。
過去に制作した学校紹介ビデオなどは不特定多数への広告には適していないので使い回さないようにしましょう。
オープンキャンパス効果測定のコツ

単に広報施策を実行するだけでなく、必ず効果測定を行うようにしましょう。そのためには、施策を実行する前に測定環境を整備しておきたいですね。
来場者データの分析
オープンキャンパスの成功度を把握するためには、来場者データの分析が欠かせません。CSVなど表形式のファイルに出力することで、エクセルの機能を使って簡単にデータを整理することができます。
事前予約数と実際の来場者数を比較してキャンセル率を確認する、属性別にデータをまとめてグラフ化する、評価の高い/低いコンテンツとその理由を確認するといった作業を行ってください。
このデータをもとに、翌年度の集客施策を見直すようにしましょう。
SNSの反響分析
SNS上での反響も参加者の満足度や話題性を取得しやすいので押さえておきましょう。
広報時に設定したオリジナルハッシュタグを使えば、関連投稿を簡単に収集できます。投稿内容からポジティブな意見や改善要望を抽出し、次回以降のイベントに反映させます。
その他、オープンキャンパス特設サイトへの流入、閲覧に関するデータや広告動画からの途中離脱、申込ページへの流入といったデータも取得して分析したいところです。
オープンキャンパス担当者として知っておくべきコツ

続いて、オープンキャンパス担当者として知っておくべきコツをお伝えします。
学校の特徴や強みを知る
大学の魅力を伝えるためには、自校の特徴や強みを担当者自身が理解していることが重要です。
教職員が自校の強みを意外と分かっていない、言語化できていないことはよくあるものです。担当者自身が強みを言葉にすることで、教職員それぞれが高校生や保護者など外部に対して学校の特徴やアピールポイントを伝えられるようになるのです。
他の学校との比較リサーチ
他校のオープンキャンパス事例をリサーチし、成功事例を取り入れましょう。
例えば、他校で人気だったプログラムや広報手法、印象の良いデジタルコンテンツを参考に、自校のオリジナル要素を加えていくのも良いでしょう。また、他の学校と比較することでさらに自校の強みに気づくこともあるかもしれません。
外部サービスの活用
オープンキャンパスの特設サイトや広報動画の質を高めるためには、外部サービスの活用もオススメです。動画制作やデジタルマーケティング支援を専門とするサービスを活用することで、担当者の負担を軽減し、広報効果を最大化できます。
特に、予算が限られているからといって安価でもとにかく特設サイトや広報動画を作ればいいというわけではありません。
見やすく必要な情報にたどり着きやすい特設サイト、その特設サイトにきちんとリンクしている各種広報ツール、そして印象的で閲覧時に途中離脱されにくく、オープンキャンパス参加申込にきちんとつながる動画、これらの制作はノウハウの蓄積がものをいいます。
また、制作した特設サイトや広報動画の効果測定にも同様にノウハウが必要です。
自校内のリソースだけで質の高いものを揃え、効果を的確に分析して翌年へのアクションにつなげるのは難しい場合、外部の専門制作企業に依頼することを検討しましょう。
まとめ:AVII IMAGEWORKSによるワンストップサービス利用がオススメ
オープンキャンパスは、大学の魅力を高校生や保護者に直接伝える貴重な機会です。参加者の満足度を高め、出願意欲につなげるためには、企画や広報、効果測定が重要です。
オープンキャンパス特設サイトの解説や広報用デジタルコンテンツの制作については、単にコンテンツを作ればいいわけではなく、オープンキャンパスの特設サイトのデザインや広報動画のインパクトの出し方などは蓄積されたノウハウが必要です。予算を確保して外部の専門サービスを活用することを検討しましょう。
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