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効果的な学校案内パンフレットの作り方とは?内容やデザインについて徹底解説

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学校案内パンフレットを作る目的と効果

学校案内パンフレットは、自校へ進学を検討している学生や保護者を対象に配布する小冊子で、ほとんどの学校で用意されています。

では、パンフレットはどのような目的で作成し、作成することでどのような効果があるのでしょうか。

ここでは、学校パンフレットを作る目的と効果について解説します。

学校の情報を提供する

学校パンフレットを作る大きな目的は、学校の情報を学生や保護者に提供することです。

学校の理念や建学の精神・学部や学科・学校生活の様子など、様々な情報を掲載することで、読者の理解を深めることができます。

また、学校案内パンフレットはページ数が少ない傾向にあり、読むのに時間が掛からない点もメリットとして挙げられます。

近年ではインターネットでも学校の情報を閲覧できる学校も増えていますが、パンフレットと比べて情報が少ない場合があるため注意が必要です。

学校の知名度を向上させる

学校パンフレットで情報を提供することは、学校の知名度の向上にも繋がります。

パンフレットで学校の情報や特色を魅力的に掲載することにより、学生や保護者の注目度が高まり、知名度が向上します。

学校の知名度が向上すれば、入学希望者も増えるため、集客効果も期待できます。

学校案内パンフレットに掲載する内容

学校案内パンフレットを作成するにあたり、掲載する内容は最も重要です。

ここでは、学校案内パンフレットに掲載するべき内容について解説します。

学校の理念・建学の精神

「理念・建学の精神」とは、学校の創設者が生徒にどのような人間になってほしいかを簡潔にしたものです。

理念や建学の精神はほとんどの学校に存在し、教員はこれに則って生徒指導を行います。

特に私立の学校は理念や建学の精神の意味合いが強く反映されやすく、またそれぞれの学校で創設者が異なるため内容は様々です。

そのため、学生や保護者は理念や建学の精神を比較し、自分の考えに合う学校を選ぶことができます。

学部・学科などの情報

学生にとって、学校でどのようなことが学べるのかは最も重要な情報の一つです。

学部・学科は、将来なりたい職業がある学生や、取得したい資格がある学生が必要な科目を学ぶために設けられています。

学校によっては学ぶ内容について詳細に記載している学校もありますが、ほとんどの学校では簡潔に記載しています。

また、学部・学科の情報を記載する際には、授業内容や取得できる資格などを文章や図表を使って分かりやすく記載する必要があります。

学生生活の様子

授業の様子や休み時間の雰囲気など学生生活の様子は、1日の大半を学校で過ごす学生にとって最も興味のある情報といえるでしょう。

学校案内パンフレットに授業や休み時間、部活動の様子を映した写真を掲載すると、学生や保護者は入学後の学校生活をイメージしやすくなります。

学生の目を引く内容にするには、楽しそうな様子を映した写真を掲載する必要がありますが、虚偽の情報にならないように、ありのままの様子を掲載する必要があります。

進学・就職などの進路情報

進学・就職などの進路情報は、学生や保護者が学校選びをする際に必ず確認しておきたい重要な情報です。

有名な学校に合格したり、有名な企業に採用された実績がある場合は、その実績を記載することで、学生や保護者は卒業後の進路についてイメージしやすくなります。

また、合格実績を示すことで学校のアピールにもなり、集客に繋がる可能性もあります。

アクセス情報

学校案内パンフレットには、必ずアクセス情報が記載されています。

アクセス情報は入学後の学校生活に影響する情報のため、主要駅や最寄駅から学校へのアクセス方法や通学時間の記載は必ず記載する必要があります。

アクセス方法が分かれば、学生は何時に起きて何時に家を出れば良いかなど生活リズムの構築の参考にしたり、保護者は子どもがどのような経路で通学するか把握でき、何かあった場合に連絡ができるなど、非常に重要な情報です。

学校案内パンフレットを制作する際のポイント

せっかく学校案内パンフレットを制作しても、学生や保護者に読んでもらえなければ意味がありません。

学校案内パンフレットの内容に興味を持ってもらうには、内容やデザインなどに様々な工夫が必要です。

ここでは、学校案内パンフレットを制作する際のポイントを3つ紹介します。

受験生が知りたいと思う情報の整理して掲載する

学校案内パンフレットには、学生や保護者が知りたいと思う情報を掲載する必要があります。

前述の学校環境・進路情報・カリキュラムなどの掲載すべき情報のほか、研修制度や留学制度など学生が知りたいと思われる情報を整理し、入学後の学校生活をイメージできるような情報を掲載して内容を充実させましょう。

ただし、情報を詰め込み過ぎると読みにくいパンフレットになってしまうため、必要な情報を取捨選択する必要があります。

受験生の興味を引くような写真やイラストを盛り込む

学校情報が文字のみで羅列されているだけの学校案内パンフレットは、読みづらいうえに学校生活をイメージしにくいため、学生の興味を引くことは難しいでしょう。

学生の興味を引くような学校案内パンフレットにするためには、写真やイラストを効果的に盛り込んで、学生の印象に残りやすいデザインにする必要があります。

学校の風景や教室の雰囲気は、文字で伝えるより写真を掲載した方が、学生や保護者は学校生活をイメージしやすいでしょう。

「この学校に入学したい」と思える表紙のデザインが重要

学校案内パンフレットを手に取ってもらうには、一番最初に目に入る表紙のデザインが非常に重要です。

学生や保護者は表紙で学校の印象をイメージするため、プラスなイメージを与えるようなデザインを考える必要があります。

例えば、キャッチコピーを入れる場合、どのような学生に向けてアピールしたいのかを考慮した文言を入れるなどの工夫が考えられます。

また、デザイン面では学校のイメージカラーを取り入れたり、写真やイラストを使用して学校の雰囲気をイメージしやすいデザインにするなどの工夫も必要です。

学校案内パンフレットにおすすめのデザイン

学生や保護者に学校案内パンフレットを読んでもらうには、デザインも重要な要素です。

ここでは、学校案内パンフレットにおすすめのデザインのポイントを紹介します。

パンフレットはA4サイズがおすすめ

学校案内パンフレットのサイズは、一般的な書類に多いA4サイズがおすすめです。

教科書やノートにも採用されているサイズで、文章や写真も見やすいサイズで豊富に掲載することが可能です。

また、カバンにも入るサイズで持ち運びもしやすく、さらに規格サイズのためファイルなどの流通も多く、収納・整理がしやすいのも大きなメリットです。

写真やイラストが多いパンフレットは発色重視

パンフレットを制作するにあたって、用紙の選定は非常に重要です。

学校案内パンフレットは、学校の特徴や魅力を伝えるために、写真やイラストを多用することが多いです。

写真やイラストが鮮やかだと学生や保護者の目に留まりやすくなるため、用紙を選ぶ際にはカラー印刷に向いているカード紙・マットコード紙・コード紙を選ぶと良いでしょう。

文字の多いパンフレットは読みやすさ重視

シラバスや受験冊子など文字の多い学校案内パンフレットは、文字の読みやすい用紙を選定する必要があります。

写真やイラストが多いパンフレットとは異なり、上質紙・マットコード紙・B7バルキーなど、光沢や光の反射がない用紙を選ぶことで、目に負担が少なく、長時間読んでいても疲れづらくなります。

パンフレットの綴じ方を使い分ける

パンフレットなどの冊子の製本には、次の2種類の綴じ方があります。

  • ・無線綴じ:本文ページを糊付けして背表紙で綴じる方法
  • ・中綴じ:見開きの本文ページと表紙を二つ折りして中央をホッチキスで綴じる方法

この2つの綴じ方はページ数によって使い分けます。

無線綴じは数十ページから100ページ以上の厚みが出る冊子、中綴じは数ページから30ページ程度の薄い冊子に適しています。

学校案内パンフレットの場合、中綴じが採用されることがほとんどですが、シラバスなどの厚みのある冊子は無線綴じが採用されるケースもあります。

まとめ

今回は学校案内パンフレットの作り方やポイントについて解説しました。

学校案内パンフレットは、入学志望者の獲得を図るため、学校の情報を提供したり学校の認知度を向上するために制作される冊子です。

パンフレットには、学校の理念や建学の精神・学部情報・学校環境・進路情報・アクセス情報などを掲載する必要があり、それに加えて受験生が知りたい情報を掲載したり、写真やイラストを掲載するなど、学生や保護者の興味を引くような工夫が必要です。

また、デザイン面においても、目に付きやすい表紙のデザインを考案したり、用紙のサイズや種類について考える必要があります。

以上の内容を参考に、魅力的な学校案内パンフレットを制作してください。

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