大学受験でWeb出願する際の受験票の取得方法は？ 注意点も解説

大学受験の出願方法はWeb出願が主流となりつつあります。このWeb出願は便利ですが、受験票はどう準備することになるのか気になりますよね。

そこでこの記事では、Web出願後の受験票準備や取得をスムーズに進めるためのポイントや、失敗を防ぐためのコツを解説します。

Web出願後の受験票取得をスムーズに進めるために知っておくこと

受験票の準備について確認する前に、まずはそもそもWeb出願がどういったものなのかを説明します。

大学受験におけるWeb出願について

Web出願は、紙の願書を使用せず、インターネットを通じて志望校への出願手続きを行う方法です。

受験料の支払いから必要書類の提出までオンラインで完結できるため、受験生やその家族と大学側との双方にとって非常に便利です。

しかし、出願の際の入力ミスや確認不足もしばしば起こるために注意が必要です。
このWeb出願の流れの中でとても重要なのが受験票の作成と出力です。

受験票の作成で誤ってしまうと、受験票の提示が必要となる試験当日に大きな支障をきたすことがあります。受験票は、受験生にとって試験会場での本人確認書類の役割を果たすため、その重要性を十分に理解しておきましょう。

Web出願後の受験票に関する基本的な流れ

次に、Web出願後の受験票に関する基本的な流れをお伝えします。

受験票とは何か

受験票は、受験生が試験会場で自分の受験資格を証明するための書類です。一般的に、受験番号や試験会場、試験日時が記載されており、試験当日に提示を求められます。

また、顔写真の貼付が必要な場合もあります。作成時や出力の際には内容をしっかり確認するようにしましょう。

受験票の内容が正確でない場合、試験が受けられなくなったり、チェックにひっかかる恐れがあります。必ず入力時や出力後に内容を確認しましょう。

受験票の取得までの一般的な流れ

1. 1.Web出願完了：まずはWeb出願ページで登録と出願を行います。
2. 2.書類の郵送：Web出願完了後、調査書など郵送が必要な書類を出願先の大学に郵送します。
3. 3.受験票のダウンロード：郵送書類の受付後にWeb出願ページから受験票をダウンロード、印刷可能となる場合が多いようです。またダウンロード可能となった際には大学から登録メールアドレスに通知があります。指定された期間内に、大学の出願システムにログインして受験票をダウンロードします。期限を過ぎるとダウンロードできなくなる場合があるため、早めに対応しましょう。その際、出願内容に誤りがないか確認します。なお、共通テストのみで合否を判定する受験方式の際には受験票のダウンロードや印刷は必要ない場合が多いようです。
4. 4.受験票の出力：ダウンロードした受験票を印刷し、試験当日に持参できる形で準備します。カラー印刷ではなく、モノクロ印刷で問題ないことが多いようです。自宅にプリンターがない場合でもコンビニのプリントサービスを利用すれば問題ありません。

Web出願と受験票の作成・出力に必要な準備

続いて、Web出願と受験票の作成・出力に必要な準備を説明します。

メールアドレスの確認

Web出願時に登録したメールアドレスは、合格後も含めて手続きのための重要な連絡先です。以下の点に注意してください。

• ・正確なメールアドレスの登録：入力ミスがあると大学からの重要な連絡が届かなくなります。
• ・受信設定の確認：迷惑メールフィルターにより大学からのメールがブロックされないよう、設定を見直しておきましょう。
• ・メールチェックの頻度：出願後は頻繁にメールを確認し、重要な連絡を見逃さないようにします。

作成・出力環境の準備

受験票の作成や出力に必要な環境を整えることも重要です。

• ・プリンターの準備：自宅にプリンターがある場合は、インクや用紙の補充ができるようにしておきましょう。
• ・PDFリーダーのインストール：受験票はPDF形式で提供されることが多いため、事前にPDFリーダーをインストールしておきましょう。Adobe Acrobat Readerなどの無料ソフトウェアが便利です。
• ・インターネット環境の確認：Web出願のためには安定したインターネット接続が必要です。

その他

• ・顔写真の準備：受験票に貼付する場合に備えて、適切なサイズの写真を事前に用意します。写真は最近撮影したもので、出願先指定の要件を満たすものを準備しましょう。
• ・IDとパスワードの管理：出願システムに再ログインする必要がある場合に備え、IDとパスワードが分からなくならないように保管しておきます。

受験票出力時コンビニプリントサービスの利用方法

サービスの概要

コンビニプリントサービスは、自宅にプリンターがない場合でも受験票を簡単に出力できる便利な方法です。

主要なコンビニチェーン（セブンイレブン、ファミリーマート、ローソンなど）で利用可能で、24時間対応している店舗も多くあります。

このサービスは、USBメモリやネットワークプリントサービスからファイルをアップロードして印刷する仕組みです。受験生だけでなく、社会人や家庭でも広く利用されています。

利用手順

1. 1.受験票をUSBメモリまたはネットワークプリントサービスに保存：まずダウンロードしたPDF形式の受験票を保存しておきます。その保存したファイルをUSBメモリ又はコンビニ印刷用のネットワークプリントサービスからアップロードします。
2. 2.コンビニのコピー機を利用：指定された操作手順に従い、USBメモリやクラウドサービスから受験票をプリントします。
3. 3.料金の支払い：コピー機で表示される料金を支払って印刷完了です。現金だけでなく電子マネーに対応している店舗も増えています。

注意点

• ・プリント可能なファイル形式を確認：コンビニごとに対応しているファイル形式が異なる場合があります。基本的にはPDFファイルで保存又はアップロードし、印刷することになります。
• ・余裕をもって準備対策：試験前日だと思わぬ印刷ミスが起こるなどした際に慌てることになるため、日程に余裕を持ってプリントを行うことをおすすめします。

Web出願における受験票作成・出力時の注意点

ここではWeb出願における受験票作成・出力時の注意点について紹介します。

受験票の内容確認

受験票を取得したら、以下の点を確認しましょう。

• ・個人情報の確認：名前などが正確に記載されているか。
• ・試験会場・受験方式の確認：間違った会場に行かないよう、所在地やアクセス方法を把握しておきましょう。
• ・試験日時の確認：日付や時間を間違えることのないよう、スケジュール帳やスマートフォンに記録しておくと安心です。

その他

• ・コピーの保管：万が一紛失した場合に備え、受験票のコピーを複数枚用意しておくと安心です。
• ・試験当日までの保管場所：折れたり汚れたりしないよう、クリアファイルなどで保管しましょう。試験当日にスムーズに取り出せるよう、試験に持参するバッグにあらかじめ入れておくのがおすすめです。

Web出願と受験票準備で失敗しやすいポイントとその対策

ここではWeb出願と受験票の準備の際に失敗しやすいポイント、そしてその対策についてお伝えします。

よくあるミス

• ・ダウンロード期限の見落とし：指定された期間内にダウンロードしないと取得できなくなる場合があります。
• ・プリンターのトラブル：インク切れや紙詰まりで印刷できないケース。
• ・写真関係のミス：写真が要件を満たしていなかったり、写真貼付が必要な場合に準備を忘れること。
• ・システムへのログイン不可：IDやパスワードを忘れると、受験票のダウンロードができなくなります。

対策

• スケジュール管理：スマホのカレンダーやリマインダーを活用して期限を管理します。
• 事前準備：余裕を持って必要な準備を進めることが大切です。例えば、受験票のダウンロードや印刷が可能になったら後日に先送りせず、直ちにダウンロード・印刷を行うように心掛けましょう。
• 確認の徹底：家族や友人と一緒に内容をチェックすることで、ミスを防げます。
• バックアップの確保：受験票のデータを複数のデバイスに保存しておくと安心です。

まとめ：Web出願と受験票の作成・出力について押さえるべきポイント

大学受験でWeb出願を行う際、受験票の作成や出力は必須でしかも大切なポイントです。

事前準備や入力・出力時の細かい確認を徹底することで、出願ミスを防ぐことができます。

特に、メールアドレスの登録やダウンロード期間の把握などが大切です。この記事で紹介したポイントを参考に準備して、余裕をもって受験本番に臨めるようにしましょう。