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専門学校がSNSを活用する際のポイントとは? 成功事例とあわせてわかりやすく解説

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今や、専門学校について生徒や保護者が調べる際にSNSを活用するのは当然のこと。

そこで専門学校としても、学校の情報や魅力をSNSで発信していくことは必須となっています。

この記事では、専門学校が広報のためにSNSを活用する際、失敗するパターンや注意すべき事項、また成功事例などを取り上げてポイントを解説していきます。

専門学校のSNSは第一印象を決める

今の高校生や進学希望者は、学校を知る手段としてまずSNSをチェックする傾向があります。

パンフレットや公式サイトよりも、InstagramやTikTokなどで「どんな雰囲気の学校なのか」「在校生はどんな様子か」を知ろうとするのです。

SNSは、学校の実態や学生たちの生の声を届けられる身近なツールであるため、SNSは第一印象を決める場所になっていると言えるでしょう。

しかし、ただアカウントを作って投稿を続けていれば良いというわけではありません。

受験生や保護者に刺さる内容にするためには一定のノウハウが必要になります。

専門学校とSNSの相性のよさとは?

専門学校はSNSと相性の良い教育機関といえます。

その理由はまず第一に、視覚的に印象強い学科が多いためです。

美容、ファッション、デザイン、音楽、調理など、「見せる」ことが魅力につながる分野が多く存在します。こうした分野は写真や動画との相性が抜群で、視覚的に訴えるSNSとの親和性が高いです。

次に、若年層との親和性です。専門学校の主なターゲットである10代後半〜20代前半は、日常的にSNSを使いこなしています。

彼らが普段使っているプラットフォーム上で情報発信を行うことは、自然な接点づくりに直結します。

さらに、学ぶ内容が明確で普段の学校生活における学生間のつながりが強いことから、SNSを通じて「学校のリアルな日常」を届けられる点も強みです。

学校説明会では伝えきれない日常の空気感や人柄を発信できることで、信頼や親近感を醸成することができます。

SNS運用でありがちな失敗パターン

SNSは確かに専門学校と相性がいいのですが、運用する上では注意しなくてはならない点もいくつかあります。

ここでは専門学校のSNS運用で典型的な失敗パターンについて紹介します。

担当者の兼務で手が回らない

SNS運用を専任で行えるスタッフがいない学校も多く、広報担当者が他業務と兼任で対応しているケースが少なくありません。

この場合、結果として投稿頻度が落ちたり、コンテンツの質が下がったりすることにつながります。

兼務自体はやむを得ないとしても、継続的な投稿やトレンドを追うには、それなりの時間と労力が必要です。中途半端な運用では、せっかくのアカウントも効果が薄れてしまいます。

企画のネタがなくなる/投稿が単調

「今日は何を投稿しよう?」「もうネタがない」と悩むこともあるでしょう。投稿内容がパターン化してしまうと、フォロワーの興味が離れてしまうこともあります。

SNSでは、トレンドを意識したり、学生や教員の個性を生かした投稿を行ったりと、企画力が求められます。

常にネタを発掘することはもちろん、投稿内容は担当者にある程度任せて、締めつけ過ぎないといったように発信を継続するための体制づくりも大切になってくるでしょう。

反応が薄くても、何が原因かわからず改善できない

投稿しても「いいね」や「フォロー」が増えない、動画の再生数が伸びないといった悩みもよくあります。

しかし、その原因が「どの部分にあるのか」が分からないままでは、改善につなげることができません。

SNS運用にも効果測定と分析が必要です。数字に基づいた分析を行い、反応の良かった投稿とそうでない投稿の違いを把握するようにしましょう。

専門学校のSNS運用で注意したいポイント

次に、専門学校のSNS運用で注意したいポイントについて解説します。

短く・わかりやすく・スマホで完結する

10代・20代は長文を読むよりも、直感的に分かるコンテンツから情報を得て判断しようとします。

視聴時間も短いため、最初の数秒で興味を引き、伝えたいメッセージを簡潔にまとめる工夫が必要です。

最初の数秒の印象に注意を払うなど、飽きさせない、離脱させないコンテンツということも重要となります。

また、TikTokやInstagramリールのような縦型動画が基本フォーマットになっていることも押さえておきましょう。

数字で見る→改善する流れを組む

SNSの効果を「なんとなく」で判断するのではなく、インサイトやアナリティクスを活用し、フォロワーの増減、再生数、エンゲージメント率などを可視化しましょう。

データに基づいて「どの投稿がウケたか」「どの時間帯が反応が良いか」を分析し、PDCAサイクルを回していくのです。

成功事例から学ぶ専門学校のSNS活用術

ここでは、実際にSNS活用で成果を出している専門学校の例を紹介します。

ある医療系の専門学校では、X(旧Twitter)でカリキュラムの内容や受験情報、卒業後の進路情報などを発信しています。

学校公式キャラクターを用いて親しみやすい雰囲気を作るほか、外部の質問箱サービスを利用してユーザーから寄せられる質問に回答しており、生徒の安心感・好感度を高めるコミュニケーションを図っています。

また、ある調理系の専門学校ではInstagramリールで主に実習に取り組む学生の様子を発信しています。

調理シーンや調理する手元の動画に加え、作業する学生の表情をしっかりと映し、キャプションでは「作業工程や衛生面といったプロに必要な様々なことを学ぶ」とした上で、「でも楽しみながらも大事です」と記載しています。

これによりその専門学校では、学生が楽しむことを大切にして学びを進めていることを発信し、共感を呼んでいます。

専門学校のSNS活用はプロへの相談もおすすめ

SNS運用は、簡単そうに見えて実は非常に手間がかかります。毎日投稿を続けながら、動画編集やデザイン、トレンド把握、分析まで行うのは、学校のスタッフだけでは難しい場合も多いでしょう。

そこで、SNS運用に関するプロのサポートを受けるという選択肢も検討するケースも少なくありません。

例えば、各SNSツールに適した投稿・運営ノウハウを取得するのもいいでしょうし、動画制作の専門会社に依頼することで、クオリティの高いリールやTikTok動画を制作するのもいいでしょう。

さらに、投稿データの分析や改善提案まで含めた運用サポートもおすすめです。

まとめ

今の生徒はパンフレットよりもまずSNSを見て学校の雰囲気をチェックする時代です。特にInstagramやTikTokのような視覚的なSNSは、専門学校の魅力を伝えるのに適しています。

ただし、やみくもに投稿すれば良いわけではありません。投稿に反応がない原因がわからないと改善もできません。SNSも「出して終わり」ではなく、数字を見て改善していく姿勢が大切です。

特に若い世代に向けたSNSは、短く・直感的に・スマホで完結することが大切です。TikTokやリール動画など、最初の数秒で惹きつける工夫をするようにしましょう。

学校スタッフだけで対応するのは難しいことも多いため、動画制作や分析サポートなど、プロに相談するのもおすすめです。

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